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make a wish

2008年12月31日はとても寒くて、どうにも外出等する気もおこらないような日だった。まったくのところ1年なんてあっという間に過ぎてしいってしまう。そんなことを考えながら、年越しそばを食べていた。

年越しそばはあったかいそばか冷たいそばかというとどちらかといえばこれまでの人生の中で圧倒的にあったかいそばが主流だったけれど、何故か27歳を過ぎてからは冷たいそばを好むようになっていた。

だからというわけでもないけれど、この日も冷たい茶そばを年越しそばとして食べていた。めんつゆなどというものは手に入らなかったが、何故だかそうめん専科という日本のつゆが手に入り、それをつけてずるずる年越しそばをすする。

夜も11:00になってくると、外からはひゅぅ、バン、バン。とたまに聞こえてくる。新年を祝う時に使う打ち上げ花火の音だ。時が進むにつれてその頻度も多くなる。待ちきれないのだろう。その音に混じりながら奇声も聞こえる。

ありったけの防寒着を着こみ外に出ようと試みるも、どうにも心もとなく、バックパックをひっくり返し、登山用の股引を取り出して装着する。どうしてこんなものを持ってきたのだろうか。そう思うものばかりをバックパックに詰め込み20kgにもなる重量のそれ、を持ち歩き彷徨い始めたのは今年のことだ。

トラムの停留所でしばらく待ってみたが来る気配は感じられない。そうだよな、誰も好き好んで大晦日の夜にトラムを運転したい人などいないのかと思い、駅に向かう。列車はいつもより多く、そして遅くまで運行している旨の張り紙が貼ってあった。その張り紙の内容を読めた訳ではないが、きっとそのようなことを書いているのだろうということは容易に想像できた。

この寒空の中でビールを喰らう人種は放っておいて、温かい香辛料入りのワインを飲む。特にこの地方独特の白ワインの温かいものを飲みたかったが、「ないわよ」と必ず朝ごはんにはうさぎを食べますというような女性が言い放つ。しょうがないから赤ワインを片手に川沿いの人混みを目指して歩く。体が透きとおっていくような寒さだ。

カウントダウンが終わった後は打ち上げられた花火の煙幕で目の前の視界がまったくないほどだった。となりのおじさんが踊りながら自分にも花火を手渡してくれる。誰もが飲み、笑い、踊り、寒がっている。年が明けた。

ガザ地区への地上部隊での侵攻はあり得るのだろうか?パソコンを開くと不明なデバイスのドライバをインストールしてくださいと警告表示が出たので後から確認するを選んだらパソコンがフリーズした。人生とは結局そういうものなのかもしれない。子供の手から離れた風船が風に飛ばされるみたいに、我々もまた偶然という風にふかれ彷徨う。

去年から、何もかもを放っぽりだし日本を出て彷徨い続けた。こうして年越しそばを食べて新年を迎えられたことに多大なる感謝の念がこみ上げてくる。きっとというか今年も同じような生活になることは間違いない。そしてその生活にも終りが来ることも。まあどこへいって何をしていても、食って、寝て、排泄する。結局のところそんなもんなのだろう。

外では浮かれた若者が花火を鳴らし続けている。こんなに寒いのにキャミソールなんかで外を歩いているおんなの子の手の中で花火が暴発する。酔っ払っているから痛みはないのだろう。笑い転げている。明日、いや今日の朝にはとんでもない量の花火の燃えカスやらで街はひどいことになっているはずだ。

誰がそれを掃除しているのかはわからない。でもきっと朝になるといつもと同じ街に戻っているはずだ。歳をとってもわからないことはいっぱいある。一体誰が掃除しているのだろうか。
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コメント

No title

あけましてあめでとうございます!
旅の途中の年越しはなんともいえない気持ちよさがありますね。
今年は2年ぶりの日本でのお正月を迎えた私ですが、やはり私も何年か前からつめたいそばが好き。笑
年齢とともに・・・変化する・・・?
今年もココロにがつん!とくる旅を!

cocoloさんへ

あけましておめでとうございます。2年ぶりの日本での正月ですかぁ。さぞかし、美味しいものを食べていることでしょうね。嗜好の変化は加齢とともにやってくろ聞いたことがあります。今年も無理せず旅したいと思います。
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