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ヨガ・アーユルヴェーダ・バレーボール

ハンピを出て、バンガロールで見つけた日本食屋で本場インド洋のマグロで寿司をガフガフ喰らった後コーチンに着いた。一般的に北インドと南インドでは人がまるっきり違うとよく聞く。自然が豊かな南インドはどの地方でも独特の文化を保持しているとも聞いた。

その中でも特にここコーチンがあるケララ州ではインドというよりもケララという国として成り立っていると信じている人もいるくらいだという。実際にバンガロールからのバスが到着し、フォートコーチンへ向かうオートリキシャーの中から感じる空気は今まで異質な感じがした。

豊かである。何を根拠にそう言えるかはわからないが空気が土地の豊かさを風として運んできているような錯覚を覚えた。投宿した宿は間違いなくこれまでの旅の中でも最高のコストパフォーマンスであった。

元は植民地時代のオランダの商家の家を改造したものだろうか。宿の中はアンティーク調の家具で統一され重厚かつ、歴史を感じさせつつも清潔感を漂わせる素晴らしい内装だった。ここで一泊1000ルピー(2000円くらいかな)で泊まれたのは本当にラッキーだった。(執拗な交渉後だったが)

基地が心地よいと自然と気分が良い。コーチンでは本当にリラックスし充実した日々を送ることができた。毎日朝8:00に起床。10分程歩いてヨガの先生と待ち合わせ。道場までリキシャーに乗ってゆく。そこから一時間半たっぷりとヨガをする。

若い頃プールで大怪我をしたのをきっかけにヨガを習い始めたという小柄な先生はその体躯からは想像もできない程しなやかで力強い筋肉の鎧をまとっている。決して難しいポーズを要求することはないが、レッスンの終りに恥ずかしそうにヨガの大技を見せてくれる先生が大好きになってしまった。

ヨガが終わるとそのまま行きつけのティーポットというお洒落なカフェでワッフルの朝食。一旦宿に帰り、二度寝。昼はそこかしこにある色々なレストランを食べ歩く。西洋料理もインド料理も上手い。午後は読書なんかをした後に夕方暑さがひと段落した後にアーユルヴェーダへ行く。

wafflu
ティーポットのワッフル

全身のオイルマッサージをたっぷりと一時間。日によってはシロダラという療法で、額にオイルを50分程たらし続けるものを施術してもらう。これがまた不思議な感覚で、10分もすると気絶したように意識がぶっ飛ぶ。起きた時には正に天上にいるが如く、至福のひと時を味わえる。

そして、ゆるい意識で真っ赤な夕日をただぼーっと飽くることなく眺めつづける。夕食はこの地方独特のチャイニーズフィッシングネットという網漁で獲れた新鮮な魚介類をむさぼり食べる。海老、蟹、鯛。シンプルに焼いて、塩とレモンをかけてハフハフ食べるのが良い。

tai
獲れたてのタイを丸ごと食らった。これって鯛ですよね?

chinese
チャイニーズフィッシングネット

コーチンに着いた初日に夕食から宿に帰る道すがら、グラウンドにたくさんの人影が見え、ホーホー、バシバシと音が聞こえた。恐る恐るその集団に近づいて行くとそれは真っ暗なグラウンドで、豆電球みたいな電灯の下、バレーボールの試合をやっていたのである。

手作りのコートもある。聞くと、毎日夜に仕事を終えたバレー好きの若者が集まって試合をやっているという。嬉しくなって早速飛び入り。毎日やっているだけあって中々の動きである。しかし、この若者たちはローテーションというものを知らないらしい。ポジション固定性で延々と試合をやり続けている。

始めは苦笑したが、そのインド人たちの楽しそうながらも真剣な熱気をムンムン感じ、そんな細かいルールなんてどうでもいいいかと思い仲間に入れてもらった。日頃の運動不足がたたりすぐに良いプレーは見せられないと、そんなものかと笑われた。ムキになっている内に体もほぐれてスパイクをバシバシ決め始めると、こいつやるなという感じで歓声があがる。

何時間やったのだろうか、汗と泥でグショグショになってしまった。宿に帰ろうとする自分に明日も来るんだろうと皆が声をかけてくれる。もちろんだ。と言ってその場を後にする。日頃は得体の知れないインド人たちに恐れおののいたり、腹をたてたりすることが多かったのだが、少しだけインド人が好きになれた気がした。

たかだか数日、その国を旅したからといって何が分かる訳もないといつも思う。いつもわからないことだらけだ。ただ旅をしていて感じるのは同じ人なんだということ。当然のことだとは思うけど、こんな遠い地にも自分と同じ人が人生を営んでいる。当り前だけど不思議な真実。対岸の人が少しだけ近くに来た感じ。

そんな思いを知ってか知らずか、次の日には思いっきりだまされたりして、ブチ切れして殺意を抱いたりする。とにかく、真夜中の小さな光の中で、バシバシ、ホーホーとコーチンの夜は更けていく。まあとにかくまことにいい気分であった。
katakari
カタカリダンスという伝統舞踊も見に行きました。
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