スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

29人の決死隊②

s1
のんびりとした田舎道。

日本人と欧米人合わせて十数名、何かあったら危ないから固まって行こうねと相談して出発したのだが、雇ったリキシャワーラーの人選がまずかった。気力、体力ともになし。出発直後に皆に引き離される。5分もすると誰も見えなくなった。

後ろを見ると日本人大学生の一人を乗せたリキシャがいる。どうやらリキシャワーラー同志が友達みたいなので、「のんびりいこうぜ」みたいな感じ。「みんなで出た意味ねーじゃん」と思ったが時すでに遅し。しかし、出発してしまえば道はなんとものんびりしている田舎道。

緊張感は吹っ飛んだ。「まっ、いっか」と覚悟を決めた。ご飯を食べたいと言えば食べさせてやり、コーラを飲みたいと言えばおごってやり、休憩を何度も取り、持っていたチョコレートやクッキーもあげた。かなり怠け者のリキシャワーラーとのんびりして楽しんでいた。
s2
リキシャワーラーの背中。ご苦労さま。


しかし、途中棒を持ち、マスクで顔をかくすデモ隊に出くわす。緊張が走る。ツーリストだと確認がとれると通してくれる。何度かそれを繰り返す。ツーリスト以外を乗せているリキシャーについては空気を抜いたり、奇声をあげてリキシャーをボコボコにしていた。

どういう基準でそうなるかはわからなかったが、いつ自分の身に襲いかかるかと思いデモ隊が通るのはかなり怖かった。そしてようやくバスターミナルへ到着。到着したのはいいがバスは出ていないとのこと。目の前で大規模なデモがあるので夜までは出発できないらしい。

自分たちより早く出発していた人たちがバスターミナルで立ち往生している。後から来た人も含め総勢29名、一団となり疲れきって地べたに座っている。そこへ、自称ジャーナリストのネパーリーが話しかけてきて、この集団のためだけにバスをチャーターしてあげるという。
s3
バスを待つ29人の決死隊。


商売になるとふんだのだろう。こちらは疲れているので多少高くてもなんでもいいからポカラに行きたいという感じ。すぐに話はまとまりそのバスを待つことに。時間があったので英語が話せるそのネパーリーにデモについて教えてもらった。

正しいのかどうのかわからないが「近隣諸国や現政府に搾取されている自分たちの権利を返して欲しいという抗議行動」だと話してくれた。しかし、待てども、待てどもバスが来ない。結局バスが来たのは辺りが暗くなり始めた8時頃。ぐったりとしながらも最後の気力を振り絞ってバスに乗り込む。

やっといけるという安堵の空気が流れたのだが、そこからもきつかった。山岳地帯をとおるポカラへの道。かなりの悪路をスピード全開で走って行く。汚い話、道中はゲロを抑えるのに必死だった。午前2時、ポカラ到着。バスターミナルの客引きにそのままついて投宿。

精も魂も尽き果てて、死んだように眠った。
スポンサーサイト
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。